感情の「見える化」で効率性up!ー栗田ー | 東進ハイスクール 成増校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2018年 10月 17日 感情の「見える化」で効率性up!ー栗田ー

こんにちは!成増校担任助手の栗田です!

もう10月も折り返しになり、センターまでおよそ残り3カ月になりました。

 

この時期になると焦りや緊張感で胸がいっぱいになり、親に当たったり、勉強に集中できないといった人もいるのではないでしょうか?

 

そこで今日は感情をコントロールする術をお伝えします。

 

そもそも感情コントロールはものすごく重要で、ある米国の研究によると、大学生の成績と30を超える性格特性との関係を分析した結果、学生の成績に関連する特性は「自己(感情)コントロール能力」だけだということが分かったそうです。

また自己(感情)コントロール能力は、学生のその後の成績を予測する方法として、IQやSAT(米国の大学進学適性試験)のスコアよりも優れていたそうです。

 

つまり、いかに自身の感情をコントロールし、現在のパフォーマンスを最適化させるかが成績を伸ばす一番大切なことであるということです。

 

それでは具体的にどうすればいいのか?

 

いつも皆さんが行なっている過去問演習のようにすればいいのです。

 

つまり、

1.真の問題を見極める

     ↓

2.問題の構造を把握する

     ↓

3.仮説を立てて検証する

     ↓

4.解決策を導き出す

 

この4つのアプローチに感情コントロールを当てはめて

 

1.感情を意識化し、冷静に受け止める

     ↓

2.感情が湧き起こった構造を把握する

     ↓

3.どうしたらその問題が解決されるのかを仮説を立てて検証する

     ↓

4.解決策を導き出す

 

の順序で行います。

 

まず大事なことは、湧き起こっている感情をしっかり感じ、認識すること。たとえネガティブな感情であっても、受け止めることが大切です(1.意識化)

 

その後、その感情がなぜ起きたか、真の問題を検証します。たとえば親に成績に関して指摘されてフツフツと怒りが湧いてきたとしましょう。怒りが湧いた真の原因は何だったかを冷静に振り返ってみる。

すると、親からの期待を達成できてないという罪悪感や、親に自分の努力を知ってほしいという承認欲求などが背景にあり、それらの存在をそのまま認めたくないがゆえに「怒り」という感情に転化したのかもしれない。そんな構造が浮かび上がってきます(2.構造の把握)。

 

その上で、自分はもしかすると努力をもっと認めてほしいという承認欲求が強いのでは、と仮説を立ててみる。もし、親が過程を褒めてくれたらどうかとシミュレーションしてみましょう(3.仮説の検証)。

 

親が過程を評価し、努力を認めてもらうことが、自分にとって何より重要ということであれば、問題解決策は自分の怒りの感情を爆発させることではない、と分かるはずです。

 

たとえば、自分の勉強の過程を紙に箇条書きにし、この作業のどこに問題があったのかを親に相談してみる。

すると、あなたのこれまでの勉強の流れを理解してもらえると同時に、積極的に改善しようとしているあなたに協力してくれるはずです。それがあなたの承認欲求を、満足させることにもつながっていきます(4.解決策を導き出す)。

 

このように感情を何かモヤモヤした捉えどころのないものとして扱うのではなく、解決可能なロジカルな「問題」、あるいは「課題」として「見える化」すること。

つまり、問題化することができれば、それに対する解決策も自ずと生まれてくる、ということがポイントなのです。

 

ぜひ皆さんも自身の感情をコントロールし、勉強の質の向上を図りましょう。

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